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横瀬研究室では、より良き地球の未来を求めて、海洋環境の理解に挑みます。

熊本大学大学院自然科学研究科地球環境科学講座 
担当 横瀬久芳(海洋火山学)

海洋の科学

講義の目的:”海洋学とは”、いったいどのような学問なのでしょう?

欧米では、海洋学を総合科学あるいは学際科学と位置付けています

 地球表層の約七割を占める海洋は,半世紀前には深くて暗い神秘の領域であった.近年長足の進歩を遂げた海洋学的研究手法は,地球環境の変動における人間活動の影響を明らかにし,地球環境における海洋の重要性が再認識されました。地球の危機的な環境破壊を一刻も早く改善しなければいけないと、一部の海洋学者は警鐘を鳴らしています.しかし、海洋にまつわる諸現象の解明には,各専門分野で独立に研究が進められていることが多く,全体像を掴みにくい難しい学問というイメージが一般人には付き纏っています.
 本講義では,
海洋という視点から,総合科学的に地球を理解する事を目的としています。みんなの理解が進めば、きっと健全な地球が保てると期待しています。「海の理解者」となって地球を救おう!
(2015年度受講生による、【海洋学イメージ】のビフォア―・アフターを読んで講義の内容を想像してみましょう♪)

関連情報 
2017年3月20日記録映像DVDをリリース【平成28年熊本地震 その記録と地質学的にみたメカニズム】RKK熊本放送(製作著作)、横瀬久芳(監修) 2017.3.27.
★  活断層の探し方に関する資料(再掲)。 2016.4.15.
★  横瀬久芳 著【面積あたりGDP世界1位のニッポン 地震と火山が作る日本列島の実力】講談社+α新書 (2016年12月20日発売予定 定価860円)。 2016.10.26.
KKT テレビ 【報道特別番組 「今、伝えたいこと~熊本地震から半年~」】15:00~16:30 熊本地震に関する解説(youtube に動画あり) 2016.10.28.
★  NHK名作選 見逃しなつかし で『ジパングの海』のダイジェスト版(3分)が観れます。 2016.2.2.
★  ”出前授業”をはじめました! 御希望の方はクリックで詳細情報を (2016年3月20日)。
     テーマ1:ポイ捨てが引き起こす海洋汚染
     テーマ2:深海魚はどうしてあのような形になったのか?
★  教科書【はじめて学ぶ海洋学】は お近くの図書館(全国700箇所以上)でご覧になれます。 2016.1.26.)
未知なる大海原へ乗り出そう! (注)青字の部分をクリックすると詳細やリンク先が見れます。


2017年度スケジュール(予告なしに変更となる事があります)

講義回数 日付 タイトルをクリック:内容表示 備考 ☆教科書対応ページ
★練習問題
第1回 10月2日 浅い海の世界(S-1)
1. はじめに
”海洋学”は総合科学
2. 本講義の基本ルール 
3. 代筆で出席点は取れません
・海洋学とは
・講義のスケジュール
p. 1~p. 151
exercise_s1
第2回 10月16日 浅い海の世界(S-2)
ここはどこ1?

・なぜ,地球の1周は4万km?
・緯度・経度で場所を示す
・子午線
・ノットと言うスピード
☆p.1~p.11
exercise_s2
第3回 10月23日
浅い海の世界(S-3)
地球のエネルギー源は太陽だ
 ・コリオリの効果
・卓越風
 貿易風,偏西風 
・大気循環
 モンスーン
 p.24~p.34
exercise_s3
第4回 10月30日 浅い海の世界(S-4)

台風はどうして日本へくるの?

台風の原動力
世界の季節変化
海水は地球の大事な熱貯蔵庫
p.34~p.49
exercise_s4
 第5回 11月13日 浅い海の世界(S-5)
1.コリオリの力
2.風が吹くと海が動く(海流の形成)
・風成循環
・地衡流
・黒潮
p.34~p.37
p.49~p.55

exercise_s5
 第6回 11月20日 浅い海の世界(S-8)
波の発生と消滅
海岸に打ち寄せる波はどこから来るの
 1. 波の発生と海底までの距離
2.風浪の成長過程
3.波の発生場所は?
4.潮汐という巨大な波
p.64~p.77
exercise_s8
第7回  11月27日 浅い海の世界(S-6)
黒潮の民:
日本人のルーツと海洋学

・日本人はどこから来たのか
・私達の祖先は
・黒潮と日本人の起源
・南米に渡った日本人・
p.111~p.119
exercise_s6
第8回 12月4日 浅い海の世界(S-7)
人間による海洋環境の破壊
我々は子孫に健全な地球を残せるか?
ゴミによる海洋生態系への危険
・石油流出汚染
・汚染物質の生体濃縮
・共有地の悲劇

p.119~p.126
p.137~p.144

exercise_s7
第9回
12月11日 深い海の世界(D-2)
海底地形を理解する
1.深海底の測定
2.タイタニック号の沈没とSONAR
3.プレートテクトニクスと海底地形
p.11~p.23
exercise_d2
第10回 12月18日 深い海の世界(D-3)
海水はどうして塩辛いのか
地表における水循環
水の物性
海水はどうして塩辛いのか
海水の塩分を調べる
海洋深層水とは
塩分濃度を決める要因
p.55~p.64
exercise_d3
第11回 12月25日
深い海の世界(D-4)
海の生物圏と地球科学
生き物は体を作る材料とエネルギーが必要
1.有明海の環境変化
2.命は深海底で発達する
3.エネルギーの流れ
4.一次生産者
5.FOOD WEB
6.物質の流れ
7.富栄養化と死の海へのシナリオ

p.90~p.102
exercise_d4

 第12回 1月15日 深い海の世界(D-6) 
垂直に交じり合う海水

(深層流大循環)
1.安定した密度成層
2.TSダイアグラム
3.水の年代を計ろう
4.熱塩循環のメカニズム
5.ブロッカーのベルトコンベア
6.北大西洋海流の北上
p.80~p.89
exercise_d6
 第13回 1月 22日
浅い海の世界(S-8)
 波の発生と消滅
海岸に打ち寄せる波はどこから来るの
 1. 波の発生と海底までの距離
2.風浪の成長過程
3.波の発生場所は?
4.潮汐という巨大な波
 p.64~p.77
exercise_s8
 第14回  1月29日 深い海の世界(D-5)
”海洋火山学”でウナギの産卵回遊の謎を解く
・ウナギの故郷はどこ
・今ウナギが危ない
・横瀬説で、ウナギの謎に挑む

p.14~p.21
p.49~p.51
p.127~p.131
exercise_d5
第15回
2月5日 学期末試験 2016年度後期試験情報を更新しました。2017年1月11日
 
 第x回  2月8
日(開放科目);2月8日(理学部)
まとめ(1時間)
試験情報:
平成25年度は、理学部関連の受講生と開放科目の受講者が混在しています。試験は、別々の部屋で、問題も異なりますから注意してください。特に、開放科目で受講している生徒は通常の部屋と異なりますので気を付けてください。
2月3日 教養教育棟C301(”開放科目”の受講者12*82
2月10日 理学部D201(”海洋の科学”および”海洋地学”の受講者)

第一問 論述(400字以上)
・第二問 三択問題(50問)
・第三問 論述(200字以上)
(採点基準)
通常のノートのみが持ち込み可。
ルーズリーフ、クリアファイルの持ち込みは認めない。他人のノートや資料をコピーしたコピー紙の持ち込みも認めない。バラバラの返却済み小テストも試験中参照できない。そのほか、
 過去問題
平成26年F3限
平成26年F4限
平成26年F5限
平成26年S3限
平成26年K3限
平成25年F3限
平成25年F4限
平成25年S3限
平成25年K3限
平成24年F3限
平成24年S3限
平成24年K3限
平成23年F4限
平成23年S3限
平成23年K3限
平成23年S6限
平成22年AS3限
 成績発表    2012年度 成績 海洋の科学 & 海洋地学 
平均 82.1  最高100.6点
出席点  94.5(補正前 最高点)
テスト  148.5(補正前 最高点)
結果のヒストグラム

開放科目12 & 82
 平均 79.6 最高103.7点
出席点  91.6(補正前 最高点)
テスト  150.5(補正前 最高点)
結果のヒストグラム
 

単位取得に向けてのアドバイス

進め方
本講義は,目的のところにも述べたように,海洋学の普及も大事であると考えている.そこで,内容を初学者に向けたものとし,2009年度よりも専門用語を減らし,より易しい内容に変更した.向学心に燃えた学生さんには,個別に対応しますので気軽に連絡してください.
3分の2ルール
講義内容を初心者向けに変更したことに伴なって,昨年まで実施していた,出席確認用の記述式小レポートを簡素化し,三択問題にしました.これで,作文や小論文の苦手な学生でも受講できるスタイルになったのではないだろうか.また,昨年と異なり,学習の要点が明確になるように,キーワードを厳選した.また,講義内容が復習できるように,上記表にリンクを配して,pdfファイルが読めるように工夫した.
 このような状況の中,基本的に要求されるのは,3分の2以上出席していること.そして,期末試験で所定の成績を修めることである.期末試験に出題される設問は,基本的に小レポートの内容となる。

<教科書>
横瀬久芳 著 【はじめて学ぶ海洋学】朝倉書店 4刷 A5/151ページ ISBN978-4-254-16070-3 
   全国大学関連図書館蔵書状況に関する情報:128館(2017.11.6.)
<副読本>
★ 横瀬久芳 著『ジパングの海 資源大国ニッポンへの道』講談社+α新書 新書 224ページ  ISBN:978-4-06-272848-5、    全国大学関連図書館蔵書状況に関する情報:49館(2016.6.2.)
★ 横瀬久芳 著 『面積あたりGDP世界1位のニッポン 地震と火山が作る日本列島の実力』 講談社+α新書 新書 240ページ  ISBN:978-4-06-272969-7
<参考文献>
1.The ocean basins: Their structure and evolution, 2nd edition. The Open University, Butterworth-Heinemann, 192p, 1998.ISBN-10: 0750639830     ISBN-13: 9780750639835
2.Wave, tides and shallow-water processes, 2nd edition. The Open University, Butterworth-Heinemann, 228p, 2000.ISBN-13: 978-0750642811 ISBN-10: 0750642815
3.Marine biogeochemical cycles, 2nd edition. The Open University, Butterworth-Heinemann, 130p, 2005.
Ocean circulation, 2nd edition. The Open University, Butterworth-Heinemann, 286p, 2001.ISBN-13: 978-0750667937 ISBN-10: 0750667931
4.Seawater: Its composition, properties and behavior. The Open University, Butterworth-Heinemann, 166p, 1995.ISBN: 978-0-08-042518-4
5.Oceanography: An invitation to marine science, 8th edition. International edition. Tom Garrison, Cengage Learning, 640p, 2013.ISBN-10: 1111990840  |  ISBN-13: 9781111990848
6.Essential of oceanography, 9th ed. A. Trujillo & H. Thurman, Prentice Hall, 576p, 2007.
An introduction to the world’s oceans, 9th ed. K. Sverdrup & E. Armbrust, McHill Science Engineering, 521p, 2008., ISBN-10: 0321814053 • ISBN-13: 9780321814050
7.The endless voyage: introduction to oceanography. J. Stock et al., INTELECOM Intelligent Telecommunications, DVD, 2003.
8.NHKスペシャル 海 知られざる世界DVD BOX,NHK「海」プロジェクト,NHKエンタープライズ,DVD8枚組み,2008.

9. 大陸と海洋の起源 アルフレッド・ウエゲナー(著) 竹内均(訳)、講談社学術文庫、1990、ISBN4-096-158908-3
<その他の参考文献>....................別紙参照

<学習基本図書>
1. 知性を磨く-「スーパージェネラリスト」の時代.田坂広志,光文社、229p.2014.
2.. 自助論  サミュエルスマイルズ(著)竹内均(訳)、三笠書房、2002. 
ISBN-10: 483797239X ISBN-13: 978-4837972396
3. 学問のすすめ 福沢諭吉(著) 檜谷 昭彦(現代訳)、三笠書房、2010、
ISBN-13: 978-4837979029
4. 頭がよくなる本 竹内均(著)、三笠書房、1994、ISBN4-8379-1538-8
5.  論理的に各方法 小野田博一(著)、日本実業出版、1997、ISBN4-534-02643-9
6.  理科系の作文技術 木下是雄(著)、中公新書、1981、ISBN4-12-100624-0
7.  レポートの組み立て方 木下是雄(著)、ちくま学芸文庫、1994、ISBN4-480-08121-6

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問い合わせや御意見は担当教員へ

〒860-8555
熊本市黒髪2-39-1 
熊本大学理学部地球環境科学講座C416
yokose@sci.kumamoto-u.ac.jp 

TEL 096-342-3411
FAX 096-342-3411




★ 2015年度後期試験情報を更新しました。2016年1月12日
教科書『はじめて学ぶ海洋学』が9月25日朝倉書店から出版(詳細情報)
☆連絡:平成24年度後学期期末試験の成績分布ヒストグラムをUPしました。

  海洋の科学&海洋地学(理3年) ヒストグラム
  開放科目12&82(他学部向け)ヒストグラム

Last updated April 13, 2016